事例名称 |
オートアイリス付きのITVカメラで炎天下に対象物の判定ができなかった |
代表図 |
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事例発生場所 |
炎天下の屋外 |
事例概要 |
オートアイリス(レンズの自動絞り)付きのITVカメラで、炎天下に対象物の判定ができなかった。同一撮像範囲に日なたと日陰があったため、オートアイリスによって、対象物のある日陰範囲の撮像が真っ暗となったことが原因であった。そこで、マニュアルアイリスモードを設け、手動で弱いコントラストをつけることで、日陰部分の対象物を視認できるようにした。 |
事象 |
オートアイリス付きのITVカメラで、炎天下に対象物の判定ができなかった。 |
経過 |
オートアイリス付きのITVカメラで、対象物を視認したところ、炎天下で対象物の判定ができなかった。同一撮像範囲には日なたと日陰があった。 |
原因 |
図1左のように、同一撮像範囲に日なたと日陰があったため、オートアイリスによって、対象物のある日陰範囲の撮像が真っ暗となったことが原因であった。 |
対策 |
図1右のように、マニュアルアイリスモードを設け、手動で弱いコントラストをつけることで、日陰部分の対象物を視認できるようにした。 |
知識化 |
朝昼晩の照度の映像全体の変化にたいして、オートアイリスは有効であるが万能ではない。同一撮像範囲に照度の著しい強弱がある場合は、オート/マニュアルの切替が必要である。 |
背景 |
TVでなくても、デジタル写真で撮ってあとで画像処理しようにも、本事例のように、画像内にコントラストが強すぎる写真は、自動的に白と黒が決定され、グレイの微妙な違いは消えてしまう。 |
シナリオ |
主シナリオ
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調査・検討の不足、仮想演習不足、調査・検討の不足、事前検討不足、審査・見直し不足、自動絞りレンズ、光学的要因、照度、認識不能
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情報源 |
創造設計エンジンDB
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マルチメディアファイル |
図1.オートアイリスモードとマニュアルアイリスモード
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分野 |
機械
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データ作成者 |
張田吉昭 (有限会社フローネット)
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