| 事例名称 |
材料搬送ラインで、ローラーサポートのピロー軸受けの鋳物ケーシングが破損した |
| 代表図 |
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| 事例発生場所 |
工場材料搬送ライン |
| 事例概要 |
材料搬送ラインで、ローラーサポートのピロー軸受けの鋳物ケーシングが破損した。ピローサポート軸受けを吊り下げ構造としたため、材料搬送時の衝撃荷重が重力と重畳して、ピロー軸受けの頭部に作用したことが原因であった。対応策として、ピローを特別に削り出して強化した。 |
| 事象 |
材料搬送ラインで、ローラーサポートのピロー軸受け（吊り下げ構造）の鋳物ケーシングが破損した。 |
| 経過 |
材料の搬送ラインを設計・製作した。稼動していたところ、ローラーサポートのピロー軸受けの鋳物ケーシングが破損した。軸受けは図2のように、吊り下げ構造であった。 |
| 原因 |
ピローサポート軸受けを吊り下げ構造としたため、材料搬送時の衝撃荷重が重力と重畳して、ピロー軸受けの頭部に作用した。 |
| 対処 |
ピローを特別に削り出して強化した。 |
| 知識化 |
ピロー軸受けは、市販されているものを活用することが多いが、一般に図3のように、重力に対して上向きに設置するように設計されている。 |
| 背景 |
ピロー軸受け頭部は、一般に衝撃荷重を受けるように設計されていないので特注品で対応することになる。 |
| シナリオ |
| 主シナリオ
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誤判断、狭い視野、規格不良、調査・検討の不足、事前検討不足、自作・購入の誤判断、ロール、計画・設計、流用設計、不良現象、機械現象、構造の問題、同方向積み重ね、破損、破壊・損傷、衝撃、割れ・欠け
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| 情報源 |
創造設計エンジンDB
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| マルチメディアファイル |
図2.ケーシングが破損した吊り下げ構造
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図3.通常の軸受け取付け構造
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| 分野 |
機械
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| データ作成者 |
張田吉昭 (有限会社フローネット)
中尾政之 (東京大学工学部附属総合試験所総合研究プロジェクト・連携工学プロジェクト)
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