事例名称 |
焼き鈍しでメモリーディスクが反る不具合が多発した |
代表図 |
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事例概要 |
メモリーディスク(MD)の製造工程で、400~450℃の焼きなまし(Annealing)をしたところ、図2のように、ディスクが反る不具合が多発した。ディスクの圧延や切削工程で、裏表に残留応力に違いが生じたものと推定される。図3のように、ディスクをプレスで押さえ込みながら、焼きなましすることで平面度を改善した。 |
事象 |
メモリーディスクが焼きなましで、反る不具合が多発した。 |
経過 |
メモリーディスク(MD)の製造工程で、400~450℃の焼きなまし(Annealing)をしたところ、図2のように、ディスクが反る不具合が多発した。 |
原因 |
ディスクの圧延や切削工程で、裏表に残留応力に違いが生じたものと推定される。 |
対策 |
図3のように、ディスクをプレスで押さえ込みながら、焼きなましすることで平面度を改善した。 |
知識化 |
各加工工程における残留応力の発生状況を推定することが大切である。 |
シナリオ |
主シナリオ
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無知、知識不足、過去情報不足、不注意、理解不足、生産工程の配慮不足、ディスク、製作、ハード製作、製造工程、切削加工、打抜き加工、焼鈍処理、不良現象、機械現象、形状、平面度
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情報源 |
創造設計エンジンDB
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マルチメディアファイル |
図2.メモリーディスクの焼きなましによる反り
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図3.プレス焼きなまし
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分野 |
機械
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データ作成者 |
張田吉昭 (有限会社フローネット)
中尾政之 (東京大学工学部附属総合試験所総合研究プロジェクト・連携工学プロジェクト)
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