事例名称 |
光ファイバ素線のコーティング樹脂が酸素と反応して硬化した |
代表図 |
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事例発生場所 |
生産ライン |
事例概要 |
光ファイバ素線に樹脂をコーティングする工程で、樹脂が硬化してしまう不具合が発生した。樹脂にエアが混入し、エア中の酸素が樹脂と反応したためであった。対策として、図2のように、ダイス上部に筒を設け、筒内にCO2を流してエアを追い出し、樹脂へのエア混入を防止した。 |
事象 |
光ファイバ素線のコーティング樹脂が硬化した。 |
経過 |
ダイスの中に光ファイバを通し、ダイス側面から樹脂を供給して、光ファイバ素線に樹脂をコーティングする工程で、樹脂が硬化してしまう不具合が発生した。 |
原因 |
樹脂にエアが混入し、エア中の酸素が樹脂と反応した。 |
対策 |
図2のように、ダイス上部に筒を設け、筒内にCO2を流してエアを追い出し、樹脂へのエア混入を防止した。 |
知識化 |
プロセス(この場合は樹脂被膜)前後に雰囲気を制御するゾーンを設けることで、製造プロセスを安定化することができる。 |
背景 |
製造プロセスを安定化させるために、第3物質を追加することは有効な方法の一つである。本事例では、CO2を付加して製造雰囲気を安定させた。 |
シナリオ |
主シナリオ
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調査・検討の不足、事前検討不足、予期せぬ使用環境、プラスチック、表面処理、コーティング、製作、ハード製作、製造工程、不良現象、化学現象、空気、酸素、物質間反応
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情報源 |
創造設計エンジンDB
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マルチメディアファイル |
図2.光ファイバ素線の樹脂コーティング工程(対策後)
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分野 |
機械
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データ作成者 |
張田吉昭 (有限会社フローネット)
中尾政之 (東京大学工学部附属総合試験所総合研究プロジェクト・連携工学プロジェクト)
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