失敗事例

事例名称 カナダ、マニトバ、ラピッド・シティーでのパイプ爆発事故
代表図
事例発生日付 1995年07月29日
事例発生地 カナダ、Manitoba、Rapid City
事例発生場所 天然ガスのパイプライン
事例概要 天然ガスのパイプが破裂した。
事象 直径 1,067mmの天然ガスのパイプ及び隣接する直径 914mmのパイプが破裂して、爆発と火災が発生し、地面に幅 23m、長さ 51m、深さ 5mのくぼみができた。
経過 パイプ 25 及び 35 に亀裂が入り出火したため、22 分間 25 から 35 のセクションが自動閉鎖され、以降 20 分間に渡って操作員がバルブを連続閉鎖し、52 分後にこれらのセクションを完全閉鎖した。隣接するパイプに亀裂が入ったため、閉鎖した。出火から 62 分後に消火した。
原因 外部応力腐食によって、パイプの内部に長さ 225m と 11m の 2 つの亀裂が入った。
対処 バルブを閉鎖し、消火に当たった。
シナリオ
主シナリオ 未知、異常事象発生、圧力容器・パイプ、破損、破壊・損傷、延性、応力腐食、破損、破壊・損傷、延性、破裂、不良現象、化学現象、発火、機能不全、ハード不良、機械的連鎖反応
情報源 http://www.mae.carleton.ca/Courses/86413/
http://www.hse.gov.uk/research/crr_pdf/2000/crr00294.pdf
死者数 0
負傷者数 0
物的被害 約 20000000m^2 のガスを消費し、約 20 ヘクタールが焼地となった。
分野 機械
データ作成者 ケイコオオクシ (SYDROSE LP)
中尾政之 (東京大学工学部附属総合試験所総合研究プロジェクト・連携工学プロジェクト)