事例名称 |
注入中にタンクが破裂し塩化水素が流出 |
代表図 |
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事例発生日付 |
1997年04月08日 |
事例発生地 |
米国ニューヨーク州オルバニー市 |
事例発生場所 |
A社 |
事例概要 |
容積 5600 ガロンのタンクに塩化水素を注入中に、タンクが破裂した。 |
事象 |
タンクに塩化水素を注入中、タンクが破裂。4800 ガロンの塩化水素が防護壁を超えて工場の外に流出し、付近を汚染した。 |
経過 |
タンクに塩化水素を注入中、タンクが破裂。4800 ガロンの塩化水素が防護壁を超えて工場の外、路上や路肩にある下水道に流出した。 |
原因 |
改造・設置された塩化水素ガスタンクのガス抜きが製造元によって定められた非常用ガス抜きの規定を満たしておらず、監査することなく改造・設置されていた。洗浄装置のメンテナンスが不充分であり、又、タンクに塩化水素を送る方式が不適当であった。 |
対処 |
40 人が病院に運ばれ、付近の住民が避難。 |
対策 |
ガス抜きの改造にあたった関係者の規定無視とその改造物についての監査がなかった事実、メンテナンスの不備というずさんな体制を改める必要がある。 |
背景 |
容積 5600 ガロンのファイバーグラスで補強されたタンクは B社製で 1978 年に設置された。1988 年に A社によって修繕された際に、マンウェイが閉鎖、タンクの底から 2 インチ上の側面に直径 2 インチのノズルが施工された。1989 年の設置時、更にスクラッバシステムと圧力計が取り付けられた。 |
シナリオ |
主シナリオ
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調査・検討の不足、事前検討不足、安全対策不足、環境変化への対応不良、使用環境変化、人為的条件変化、設計変更、塩化水素、タンク、破裂、汚染、気体、水素、流体、建設
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情報源 |
http://www.epa.gov/swercepp/surpass.pdf
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死者数 |
0 |
負傷者数 |
40 |
分野 |
機械
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データ作成者 |
ケイコオオクシ (SYDROSE LP)
中尾政之 (東京大学工学部附属総合試験所総合研究プロジェクト・連携工学プロジェクト)
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