失敗事例

事例名称 地中ガスパイプラインが爆発し火災が発生
代表図
事例発生日付 2000年08月21日
事例発生地 米国ニューメキシコ州カルスバッド市
事例発生場所 A社が所有するパイプライン施設
事例概要 パイプラインが地下で破裂・爆発し、約 1 時間の火災となった。
事象 キャンプ場から数百メートル離れた場所にある天然ガスのパイプライン施設で直径 75cm のパイプラインが地下約 2m の部分で破裂・爆発し、約 1 時間の火災となった。火災の熱により、砂がガラスに、付近にあった橋のコンクリートが粉末と化し、キャンプ客のテントが溶けた。また、爆発により、地面に 26m x 14m x 6m の穴が空いた。
経過 コンピュータがガス圧力の降下を通知した 4 分後に爆発が発生した。消防車が駆けつけ、A社の職員が手動で破裂したパイプラインへのガスの流れを止めた。
原因 破裂の原因は不明。
対処 消防署に通知し、破裂したパイプラインへのガスの流れを止めた。その後the National Transportation Safety Board と事故原因究明にのりだした。
背景 同社はパイプラインを事故数週間前に検査したばかりで、異常は報告されていなかった。
よもやま話 米国ニューメキシコ州にあるペコス川は魚つりで人気があり、キャンプ場が設けられている。
当事者ヒアリング A社のパイプライン部社長、B氏「キャンプ場に向かって火柱が上がった」
シナリオ
主シナリオ 無知、知識不足、発見遅れ、パイプライン、破裂、爆発、発火、崩壊、部材溶解
情報源 http://ens.lycos.com/ens/aug2000/2000L-08-21-06.html
死者数 12
負傷者数 0
分野 機械
データ作成者 ケイコオオクシ (SYDROSE LP)
中尾政之 (東京大学工学部附属総合試験所総合研究プロジェクト・連携工学プロジェクト)