事例名称 |
空港手前で小型飛行機が墜落 |
代表図 |
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事例発生日付 |
2001年03月30日 |
事例発生地 |
米国コロラド州アスペン市 |
事例発生場所 |
スキーリゾート地にある空港付近 |
事例概要 |
小型飛行機がスキーリゾート地付近に墜落した。 |
事象 |
2 エンジン搭載型の小型飛行機 Gulfstream III がアスペンのスキーリゾート地付近にあるアスペン・ピトキン空港手前で墜落した。 |
経過 |
小型飛行機はカリフォルニア州バーバンク市からロサンジェルス国際空港を経由してアスペン・ピトキン空港に向かっていた。フライトプランによるとGulfstream III型ジェット機には18名が搭乗していた(乗員3名、乗客15名)。スキーリゾート地付近を低空で通過後、高さ 6m の丘に衝突して機体後部を失い、機体は崩壊しながら 60m の谷間を通過し、滑走路の約 500m 手前の丘に衝突して停止した。操縦士は自動操縦で飛行していたが、衝突する少し前に、管制塔に滑走路が見えたと通知して手動に切り替えた。 |
対処 |
墜落現場で生存者を探した。 |
対策 |
事故の原因を調査するため、操縦室のボイスレコーダーが回収された。 |
背景 |
アスペン・ピトキン空港は付近が山に囲まれており、場合によって航空機は着陸前に急降下しなくてはならないこともある。事故当時、視界は約 2km から 16km であった。天候サービス情報によると、木曜夜、アスペン地方は軽い雪と霧状態であった |
後日談 |
死者の内 2 人はロサンジェルスの KTTV-TV 社員であった。 |
よもやま話 |
飛行機のチャーター会社A社の社長は「ランボー」、「ダイハード」や「トータルリコール」を製作したハリウッドのプロデューサー、B氏 である。 |
当事者ヒアリング |
目撃者、Greg Rezel 「ゆっくり飛んでたからヘリコプターだと思ったんだ。雪で見通しが悪かったし、こんな日に着陸なんて御免だと、親父と話してたんだ。」 目撃者、Al Kassa 「物凄いジェット音だった。機体は約 30 度で地面に真直ぐ落ちていって、爆発した。2 時間ほど前のことだけど、今だにショックで呆然としてるよ。」 |
シナリオ |
主シナリオ
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調査・検討の不足、事前検討不足、安全対策不足、無知、知識不足、過去情報不足、教育・訓練不足、衝撃、破断
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情報源 |
http://www.skinet.com/article/resort.cfm?alias_id=5138
http://www.yozawa.com/flight/disaster/033001/aspenj.htm
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死者数 |
18 |
負傷者数 |
0 |
物的被害 |
小型飛行機が全壊した。 |
備考 |
救助隊が到着したとき、残骸は,約100ヤードにわたってちらばっており、2名は座席に縛り付けられたままで、1名は遠方にほうりなげられていた。 |
分野 |
機械
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データ作成者 |
ケイコオオクシ (SYDROSE LP)
中尾政之 (東京大学工学部附属総合試験所総合研究プロジェクト・連携工学プロジェクト)
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