事例名称 |
建設現場で塀が崩壊し5人が死傷 |
代表図 |
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事例発生日付 |
2000年08月16日 |
事例発生地 |
アメリカ、メリーランド州ボルチモア郊外 |
事例発生場所 |
オフィス街の工事現場 |
事例概要 |
メリーランド州ボルチモア郊外の建設現場で、厚いブロック塀が崩れ、ブロックの下敷きになった作業員2人が死亡、3人が負傷する事故が起きた。原因は、コンクリート塀の一部の補強材が取り除かれていたことによる可能性が高い。 |
事象 |
メリーランド州ボルチモア郊外の建設現場で、高さ25フィート、厚さ8インチのブロック塀が崩れ、現場にいた5人の作業員がブロックの下敷きになった。被害にあった作業員のうち2人が死亡、3人が負傷して病院に運ばれた。 |
経過 |
事故が起こったのは、ボルチモア郊外のオフィス街の建設現場で、現場にいたS・コンクリート建設会社の作業員5人が、崩れたコンクリート塀の下敷きになった。死亡した作業員2人は、Aさん68歳とJさん28歳と判明。負傷した3人は、病院に運ばれたが、一人が重体である。 |
原因 |
現場にいた作業員によると、崩れた塀はスチール製の補強材で支えられていたが、新しいコンクリート材を流入した部分の補強材が、事故当時外されていたことから、不安定になったコンクリート塀が崩れた可能性が報告されている。詳しい原因は、現在捜査中。 |
対処 |
救急医療隊が到着するまで、現場にいた約50人の建設作業員が、コンクリートの下敷きになった被害者の救出にあたった。 |
対策 |
補強材を外すという行為に出る前にどのような結果をもたらすかを推測し、最悪な事態を予想した上でその周りで作業するものの安全性を先に考える必要がある。 |
知識化 |
一時補強材を外してしまったと言う、一瞬の油断が事故につながる。 |
背景 |
不明。 |
データベース登録の 動機 |
一時の油断が事故につながった事例を紹介したかった。 |
シナリオ |
主シナリオ
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調査・検討の不足、事前検討不足、安全対策不足、不注意、注意・用心不足、取り扱い不適、調査・検討の不足、仮想演習不足、建設的要因、不安定、崩壊、手順、建設
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情報源 |
http://www.cnn.com/2000/US/08/16/wall.collapse/
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死者数 |
2 |
負傷者数 |
3 |
分野 |
機械
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データ作成者 |
ユリエローディ (SYDROSE LP)
中尾政之 (東京大学工学部附属総合試験所総合研究プロジェクト・連携工学プロジェクト)
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