事例名称 |
過大な締付力で自動車のトランスポートフックが変形した |
代表図 |
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事例概要 |
デトロイトで製造した自動車を、サンフランシスコの顧客に納入したところ、トランスポートフックが変形しているというクレームを受けた。米国大陸横断鉄道で自動車を輸送したとき、図2のように、トランスポートフックを利用して自動車を固定したが、この際に過大な締付力が掛かったことが原因であった。 |
事象 |
輸送で、自動車のトランスポートフックが変形した。 |
経過 |
デトロイトで製造した自動車を、サンフランシスコの顧客に納入したところ、トランスポートフックが変形しているというクレームを受けた。工場の出荷検査記録では、異常がなかった。 |
原因 |
図2のように、トランスポートフックを利用して自動車を固定したが、この際に過大な締付力が掛かった。 |
知識化 |
品質の確保は、工場内だけでなく、工場を出た後の輸送や梱包方法など、顧客に届くまでのプロセス全般にわたって考慮する。 |
シナリオ |
主シナリオ
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調査・検討の不足、事前検討不足、予期せぬ使用環境、ブラケット、計画・設計、流用設計、使用、輸送・貯蔵、不良現象、機械現象、過負荷、想定外負荷、形状、爪フック、破損、変形、塑性変形
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情報源 |
創造設計エンジンDB
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マルチメディアファイル |
図2.鉄道輸送での自動車固定
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分野 |
機械
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データ作成者 |
張田吉昭 (有限会社フローネット)
中尾政之 (東京大学工学部附属総合試験所総合研究プロジェクト・連携工学プロジェクト)
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