失敗事例

事例名称 結露で自動車走行中にエンジンが不調になった
代表図
事例概要 自動車走行中に、突然、エンジンが不調になった。図2のように、燃料中の水分が結露し、ナイロン部品が膨潤しスティック(固着)していたためであった。対策として、部品の材料を変更した。
事象 自動車走行中に、突然、エンジンが不調になった。
経過 自動車走行中に、突然、エンジンが不調になった。調査したところ、図2のように、燃料系統のナイロン部品がスティック(固着)していた。
原因 図2のように、燃料中の水分が結露し、ナイロン部品が膨潤しスティック(固着)していた
対策 部品の材料を水分の吸収しないものに変更した。
知識化 液体の中に含まれる混入物を考慮して、部品材料を選択することが大切である。
背景 プラスチックは、水分を吸収して体積が大きくなるものが多い。
シナリオ
主シナリオ 無知、知識不足、過去情報不足、調査・検討の不足、事前検討不足、自作・購入の誤判断、水分、ガソリン、プラスチック、エンジン、計画・設計、流用設計、使用、運転・使用、不良現象、熱流体現象、流体、流体浸入、機能不全、ハード不良、機械・装置、動作不安定
情報源 創造設計エンジンDB
マルチメディアファイル 図2.結露によるナイロン部品の膨潤
分野 機械
データ作成者 張田吉昭 (有限会社フローネット)
中尾政之 (東京大学工学部附属総合試験所総合研究プロジェクト・連携工学プロジェクト)