事例名称 |
LP残ガス回収装置の安全弁破損 |
代表図 |
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事例発生日付 |
2001年03月 |
事例発生地 |
大分県 |
機器 |
LP残ガス回収装置 |
事例概要 |
容器検査所兼LPガス充填所で残ガス回収作業を行っていたところ、従業員がガス臭に気付きコンプレッサー等の機器を停止し、また事務所の火気を消し調査したところ、転倒台からNo.1残ガス回収用容器(容量500kg)に行く液ライン配管(口径25A)に取り付いた安全弁(口径20A、本体材質C3771B、吹出し圧力18.0kg/cm2)が破損しているのが判明した。直ちに元バルブを閉め、除臭作業等の応急措置を行ったが、付近住民よりガス臭がするとの苦情が寄せられ消防車が出動した。 |
事象 |
破損した安全弁を調査したところ、吹出し圧力を調整する安全弁のスプリング押えがスプリングの外径に相当する位置で、あたかも円をくりぬくようにせん断破断している。破断面(幅1.7mm×高さ5mm×8箇所)を観察したところ、2箇所に小さな古い破面が認められるが破損の直接原因とは考えにくい。そこで同装置内に取り付けられている同一口径、材質の安全弁2個を分解調査したところ、安全弁のねじ部に球状の異物等(ショットブラスト粒)が食い込んでいることから、前回の安全弁機能検査時に新しいスプリングに取り替えたが弁体とボディのすき間、スプリング押さえのねじ部に異物が食い込んだ状態でスプリング押えを締め付けたため過大なトルクがかかり、圧力変動等のショックにより破断したものと思われる。 |
原因 |
点検不良(付着物の堆積) |
対策 |
(1)安全弁のスプリング押えを無理に締め付けない。 (2)残ガス回収装置の配管内を定期的に清掃する。 ・・・ドレン抜きバルブが閉まらなくなりガス漏洩・爆発事故が多い。 |
シナリオ |
主シナリオ
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不注意、注意・用心不足、作業者不注意、使用、保守・修理、部品交換、LP残ガス回収装置、安全弁ねじ部、異物残留、清掃せず、スプリング押え締付、過大トルク、使用、運転・使用、機械の運転・操縦、破損、破壊・損傷、破壊・破断、二次災害、損壊、漏洩
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情報源 |
高圧ガス保安協会
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死者数 |
0 |
負傷者数 |
0 |
物的被害 |
不明 |
被害金額 |
不明 |
全経済損失 |
不明 |
分野 |
材料
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データ作成者 |
小林 英男 (東京工業大学)
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