事例名称 |
加熱による酸素ガス容器の破裂・飛翔 |
代表図 |
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事例発生日付 |
2001年08月 |
事例発生地 |
京都府 |
機器 |
酸素ガス容器 |
事例概要 |
市道への配管敷設工事を行っていた工事会社の従業員が橋の欄干に水道管を貫通させるため、アセチレンガスを使って鉄筋を溶断していたところホースが届かなくなったので車両を移動させた。容器を積載した車両を約4m後進させたところアセチレン容器が転倒しガスが漏洩・出火した。 |
事象 |
この火がそばにあった酸素ガス容器(容量47リットル、内径218mm、長さ1390mm、厚さ8mm、材質Mn鋼)を加熱したため容器が破裂し、爆風で吹き飛んだ荷台の板が横にいた従業員の胸に当たり、その従業員は約2時間後に死亡した。破裂した容器は約110m離れた民家の屋根を突き抜け、2階の押入れで止まった。家族5人は1階にいて幸いけが人はいなかった。事故時、当該酸素容器の安全弁は作動していない。 |
原因 |
誤操作 |
シナリオ |
主シナリオ
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不注意、注意・用心不足、作業者不注意、容器積載車両移動、定常動作、不注意動作、接触・転倒、アセチレンガス容器転倒、ガス漏洩、出火、酸素ガス容器加熱、破損、大規模破損、破裂、身体的被害、死亡、事故死、二次災害、損壊、爆発、酸素ガス容器飛翔、民家直撃・破壊
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情報源 |
高圧ガス保安協会
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死者数 |
1 |
負傷者数 |
0 |
物的被害 |
不明 |
被害金額 |
不明 |
全経済損失 |
不明 |
分野 |
材料
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データ作成者 |
小林 英男 (東京工業大学)
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