事例名称 |
米ぬか乾燥装置試運転中の水分膨張による破裂 |
代表図 |
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事例発生日付 |
2001年08月 |
事例発生地 |
秋田県 |
機器 |
米ぬか乾燥装置 |
事例概要 |
機械工場で乾燥機の改造工事を行っていた。溶接作業終了後、LPガスを使って試運転を行っていたところ、乾燥装置の鉄製ドラムが突然破裂し作業員2名が重軽傷を負った。 |
事象 |
当該装置は漬物に使用した米ぬかを無臭にするもので、客先に一度納入したが改造を依頼されたもの。鉄製ドラム(外径573mm、内径473mm、厚さ4.5mm、長さ3000mm、二重円筒胴)は回転式で二重円筒胴の空洞部がセメント状のキャスターで固められている。ドラムの端部から米ぬかを入れスクリューで中央部に運びLPガスで乾燥する。改造工事でドラムの長さを約300mm伸ばしたが、この時充填したキャスターを十分に乾燥させないで閉じたため、LPガスの燃焼中に水分が膨張し破裂に至ったもの。 |
原因 |
設計・構造上の不良 |
対策 |
装置の開発時の盲点に注意 |
知識化 |
水蒸気爆発 |
シナリオ |
主シナリオ
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不注意、注意・用心不足、作業者不注意、製作、ハード製作、機械・機器の製造、米ぬか乾燥装置、装置の改造、二重円筒空洞部、充填キャスター、乾燥不十分、使用、運転・使用、機械の運転・操縦、LPガス燃焼、水分膨張、破損、大規模破損、水蒸気爆発
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情報源 |
高圧ガス保安協会
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死者数 |
0 |
負傷者数 |
2 |
物的被害 |
不明 |
被害金額 |
不明 |
全経済損失 |
不明 |
分野 |
材料
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データ作成者 |
小林 英男 (東京工業大学)
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