事例名称 |
セラミックフィルタ損壊 |
代表図 |
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事例発生日付 |
1999年06月 |
事例発生地 |
日本 |
事例発生場所 |
火力発電所 |
機器 |
ろ過式セラミックフィルタ |
事例概要 |
設備不備(製作不完全および施工不完全)に伴うエレメントへの過大荷重の負荷によりセラミックフィルタ上部パック、下部フィルタの内・外筒・外筒上段エレメントにき裂および破損が発生。 |
原因 |
損傷エレメント15本のうち12本の破損およびき裂の発生原因は、スライドパッキンの経時的な変化や逆洗時の振動等で、自重シール錘芯ズレを起こし、負荷上昇時にエレメントの相対的な伸びで押さえフランジ下部と偶然的に引っかかる状態が形成され、エレメントを拘束する過大な軸方向の圧縮荷重が生じたためと推定。 なお、き裂の発生時期は過去の運転時と推定。 また、残り3本のき裂はエレメントの組立作業時に工具で強打する等による外力を加えてしまった施工不備による。 |
知識化 |
施工時の不注意が招いた事故 |
シナリオ |
主シナリオ
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不注意、注意・用心不足、作業者不注意、製作、ハード製作、機械・機器の製造、セラミックフィルタエレメント、取り付け施工時の打痕傷、使用、運転・使用、機械の運転・操縦、破損、破壊・損傷、破壊・破断、エレメント破損
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分野 |
材料
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データ作成者 |
新田 明人 ((財)電力中央研究所)
小林 英男 (東京工業大学)
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