事例名称 |
発電機遮断器損壊 |
代表図 |
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事例発生日付 |
1999年07月 |
事例発生地 |
日本 |
事例発生場所 |
火力発電所 |
機器 |
発電機遮断器 |
事例概要 |
設備不備(製作不完全)に伴う製造時のき裂発生により遮断駆動部のリンク機構において中間サポートの固定用ボルトが破断、中間サポートが脱落。 |
原因 |
遮断器駆動部の白相中間サポート固定用ボルトが破断し、中間サポートが脱落したことにより青・赤相が不完全投入状態になった。 中間サポート固定用ボルトの破断原因は、遮断器の工場製造時にボルトに初期き裂が発生し、発電機の並・解列のための開閉動作に伴う繰返し応力によって破断に至った。 工場における固定用ボルトの初期き裂は、SF6ガス未封入の状態で開閉操作を実施したことによって発生。 |
知識化 |
うっかりミスが招いた事故 |
シナリオ |
主シナリオ
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調査・検討の不足、事前検討不足、作業・工程検討不足、製作、ハード製作、機械・機器の製造、発電機遮断器、定常操作、誤操作、誤った操作、大気中(SF6ガス未封入)開閉操作、不良現象、化学現象、中間サポート固定用ボルト発錆(初期亀裂)、使用、運転・使用、機械の運転・操縦、破損、破壊・損傷、疲労、固定用ボルト破断、遮断器トリップ
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分野 |
材料
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データ作成者 |
新田 明人 ((財)電力中央研究所)
小林 英男 (東京工業大学)
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