事例名称 |
ボイラーチューブ損傷 |
代表図 |
|
事例発生日付 |
1999年04月 |
事例発生地 |
日本 |
事例発生場所 |
火力発電所 |
機器 |
ボイラー水冷壁後壁管(28.6φ×5.0t、材質:STBA23) |
事例概要 |
設備不備(施工不完全)に関連するき裂の発生・進展によりボイラー水冷壁後壁管炉底部に複数の小貫通孔が発生し、それによりボイラー水冷壁後壁デフレクションアーチが噴破。 |
原因 |
当該ボイラー炉底部にあるチューブ間シール溶接部の補修溶接不良箇所を起点とし、長期使用によりき裂が進展し貫通に至った。 この貫通部からの漏洩水が、隣接管を浸食し、隣接管同士が互いに浸食し合って複数の小貫通孔が生じた。 そのため、漏洩管下流側の水量が減少し、異常過熱によりデフレクションアーチに噴破損傷が生じた。 |
知識化 |
溶接欠陥の見落としが招いた事故 |
シナリオ |
主シナリオ
|
不注意、注意・用心不足、作業者不注意、使用、保守・修理、検査、チューブ補修溶接欠陥の見落とし、使用、運転・使用、機械の運転・操縦、水冷壁後壁管、破損、破壊・損傷、疲労、亀裂貫通、ボイラ水漏洩、不良現象、機械現象、浸食(エロージョン)、隣接管、破孔、不良現象、熱流体現象、流体現象、水量低下、過熱、破損、破壊・損傷、クリープ、チューブ噴破
|
|
分野 |
材料
|
データ作成者 |
新田 明人 ((財)電力中央研究所)
小林 英男 (東京工業大学)
|