事例名称 |
ベルトスリングが切断 |
代表図 |
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事例発生場所 |
導水管敷設現場 |
機器 |
ベルトスリング |
事例概要 |
ドラグショベルで導水管をつりトラックに積みこむ作業で,玉掛用ベルトスリングが切れて荷が落下 |
事象 |
導水管(質量:2t)をドラグショベルでトラックに積みこむ作業で,ベルトスリング1本で目通し1本つりとして,バケットの背にあるフックにスリングのアイ部を掛けてつり上げた.荷の高さを約2mまで上げ,トラックの方向へ旋回しはじめた時ベルトスリングのアイ部が破断し荷が落下した. |
原因 |
著しく摩耗したベルトスリングを使用した. |
対策 |
ベルトスリングの廃棄基準の明確化 |
背景 |
安衛則第164条の用途外使用の制限に関して,1992年に油圧ショベルで吊上げ作業を行う場合の基準が通達として出されたが,クレーン作業についての知識が不充分なための災害が多いのが実態である. |
シナリオ |
主シナリオ
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無知、知識不足、経験不足、使用、運転・使用、過負荷、使用、保守・修理、点検、ベルトスリング、破損、破壊・損傷、破壊・破断、ベルトスリング切断、身体的被害、死亡、事故死、落下した導水管が直撃
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情報源 |
安全衛生情報センター
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死者数 |
1 |
分野 |
材料
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データ作成者 |
河島 邦寿 (元(社)日本クレーン協会)
小林 英男 (東京工業大学)
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