失敗事例

事例名称 機械集材装置の巻上索が切断
代表図
事例発生場所 木材伐出作業場
機器 機械集材装置の巻上索
事例概要 機械集材装置の巻上索が切断
事象 機械集材装置で伐木の搬出を行っていた.災害発生時,雑木2本(長さ:12.6及び2.3mのもの,質量:合計530kg)を荷掛ワイヤロープでローディングブロックに掛けて運んでいて,頭上に到達したとき,巻上索がローディングブロックのシーブ付近で切断して伐木が落下した.
原因 巻上索を編んで結合した物を使用していたため,この部分がシーブを通過する時の曲げ作用を受けるたびにダメージを受けて切断に至ったもの.
対策 ワイヤロープに関する再教育
知識化 駆動用のワイヤロープを「編んで」つなぐことは危険
シナリオ
主シナリオ 価値観不良、安全意識不良、安全教育・訓練不足、不注意、注意・用心不足、マンネリ、製作、ハード製作、ワイヤロープ接合、破損、破壊・損傷、破壊・破断、ワイヤロープ接合部の切断、定常動作、危険動作、集材装置、危険場所立ち入り、身体的被害、死亡、事故死、落下した木材が当り内臓破裂
情報源 安全衛生情報センター
死者数 1
分野 材料
データ作成者 河島 邦寿 (元(社)日本クレーン協会)
小林 英男 (東京工業大学)