事例名称 |
刈払機にとり付けた砥石が破壊 |
代表図 |
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事例発生場所 |
伐採作業場 |
機器 |
刈払機 |
事例概要 |
山林の下刈り作業で,刈払機の刃を研磨するため,刈払機の砥石を研磨用の砥石に付け替えて作業中,この砥石が破壊した. |
事象 |
作業員4人で,4~5年前に植林した場所の下刈り作業を行ったときの災害である.被災者は,刈払機の刃を研磨するため,刈払機(回転周速:4,000~6,000m/min)から刈払い用の砥石を外し,代わりに「切断砥石」という砥石(外径:255mm,厚さ:3mm,内径:26mm,最高使用周速:3,800m/min)を取り付けて地上に固定し,エンジンをかけて研削を行っていたところ,砥石が破壊して被災した. |
原因 |
切断砥石の穴径とシャフト径が合ってなかったため正しく装着されていなかったこと.更に,研磨作業時砥石の側面を使用したこと,回転数が大き過ぎたこと及び飛来防止の覆いが十分でなかったこと等である. |
対策 |
予め,正規の研削盤で研磨を行うよう指導する. |
知識化 |
間に合わせの作業の危険 |
シナリオ |
主シナリオ
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価値観不良、安全意識不良、安全教育・訓練不足、研削機の取扱方法不適、不注意、注意・用心不足、取扱不適、砥石の最高回転数無視、不注意、注意・用心不足、取扱不適、砥石の取付寸法不確認、使用、運転・使用、機械の運転・操縦、研削機の間違った用途に使用、破損、破壊・損傷、亀裂・割れ、研削砥石の割れ、身体的被害、死亡、事故死、破裂した砥石破片飛来
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情報源 |
安全衛生情報センター
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死者数 |
1 |
分野 |
材料
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データ作成者 |
河島 邦寿 (元(社)日本クレーン協会)
小林 英男 (東京工業大学)
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