失敗事例

事例名称 上下作業中、上から落ちてきた石に当りそうになった
代表図
事例発生日付 1999年11月20日
事例発生地 岐阜県郡上郡
事例発生場所 地山法面伐採作業
事例概要 伐木材切り出し作業中、上で作業している人が、下に作業員がいるのに気がつかず切り出し材を落とそうとした時、近くの石が転がり落ち、下の作業員に当りそうになった。
事象 伐木材切り出し作業中、上下作業となり、上の作業箇所から石が転がり落ち、下の作業員に当りそうになった。
経過 朝10時頃、伐木材切り出し作業中、上で作業している人が、下に作業員がいるのに気がつかず切り出し材を落とそうとした時、近くの石が転がり落ち、下の作業員に当りそうになった。
原因 ・上下作業になった。
・上の作業員が下で作業をしているのに気付かなかった。
・下の作業員が、上の作業員に上下作業になったことを伝えなかった。
対処 上下作業にならないよう作業員の配置を変えた。
対策 ・上下作業はしない。
・浮石を除去してから作業する。
・上下作業になってしまったら、お互いに声を掛け合い自分の位置を周囲に知らせる。
・防護柵を設置する。
知識化 ・上下作業にならないように作業配置、作業方法等を決める。
・自分の作業している位置を周囲の人に知らせる。
・一人作業はしない、いつもだれかが見える位置で作業する。
背景 ・自分の仕事に夢中になると周りが見えなくなる。
・上下作業に対する安全教育不足。
シナリオ
主シナリオ 組織運営不良、管理不良、作業管理不良、調査・検討の不足、事前検討不足、作業方法検討不足、手順の不遵守、連絡不足、上下作業者の連絡不足、価値観不良、安全意識不良、安全対策不足、定常動作、危険動作、上下作業、起こり得る被害、ヒヤリハット
分野 建設
データ作成者 伊貝 星治 (株式会社 イチテック)
馬場 完治 (株式会社 イチテック)