失敗事例

事例名称 足場板を手渡し中にバランスをくずし吊り足場から墜落
代表図
事例発生場所 橋梁架設工事現場
事例概要 吊り足場上での地覆型枠解体作業で、橋上の作業員に足場板(合板製4,000×200×28、重量W=20kgf)を手渡そうとしたときにバランスを崩して、5.5m下に墜落して死亡した。被災者は型枠工で、62歳、経験15年であった。
事象 型枠の解体作業中に吊り足場から墜落して死亡。
原因 ・墜落・転倒防止の手摺りがなかった。
・安全帯を使用していなかった。
・作業前の打ち合わせ事項を守らなかった。
・安全教育・訓練、KY活動が不十分だった。
対策 ・高所作業での手摺り、親綱、安全帯、足場下面への防護ネット等の安全設備を使用すること。
・作業足場(通路)の確保、開口部養生の徹底。
・作業前の打ち合わせ、作業手順書の作成・確認、作業指示を徹底すること。
・安全教育・訓練の充実。
知識化 ・高所作業では親綱・安全帯の使用を徹底する。
データベース登録の
動機
墜落災害は建設業の発生災害の中で最も多く、典型的な事例であるため。
シナリオ
主シナリオ 不注意、注意・用心不足、マンネリ、手順の不遵守、手順無視、安全帯の不使用、価値観不良、安全意識不良、安全設備の不備、定常動作、危険動作、危険場所立入り、定常動作、不注意動作、バランスを崩す、身体的被害、人損、墜落、身体的被害、死亡、事故死
情報源 プレストレストコンクリート建設業協会
死者数 1
物的被害 不明
被害金額 不明
全経済損失 不明
分野 建設
データ作成者 北條 哲男 (ものつくり大学)