事例名称 |
後進中のバックホーに轢かれる |
代表図 |
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事例概要 |
舗装修繕工事において、幅6mの道路をカラーコーンで片側規制して、0.25立方メートルバックホウが側溝撤去作業のためバックで移動していた。被災者は、カラーコーンが乱雑になってバックホウに接触しそうなので並べなおしていたところをバックしてきたバックホウのゴムキャタに右足を轢かれた。 |
事象 |
後進中のバックホーに轢かれる |
経過 |
・工事担当者が作業関係者を集め、朝礼・KYを実施した。 ・工事担当者から、重機周りでの作業に注意すること、規制外での通行車両との接触に注意するこように安全指示を行った。 ・しかし、規制開始時のカラーコーンの設置が適正でなかった上、規制完了前に重機が搬入され移動した。 |
原因 |
・バックで移動中のバックホウに誘導員がいなかった。 ・運転手が後方確認をしなかった。 ・若年者の未経験者に1人作業をさせた。 |
対策 |
・規制を完了してから重機等を搬入させる。 ・重機移動時には誘導員を配置し、その指示に従わせる。 ・若年者・未経験者には安全教育を十分に行う。 ・未経験者には経験者と共同で作業を行なわせる。 |
知識化 |
・重機作業には誘導員を配置する。 ・交通規制の完了を確認してから重機を搬入する。 |
データベース登録の 動機 |
典型的な建設車両による災害例 |
シナリオ |
主シナリオ
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不注意、注意・用心不足、後方未確認、手順の不遵守、連絡不足、無連絡、価値観不良、安全意識不良、安全教育・訓練不足、組織運営不良、運営の硬直化、情報連絡不足、定常動作、不注意動作、規制完了を確認せずに重機が移動、定常動作、危険動作、危険場所立入り、身体的被害、人損、接触、身体的被害、負傷、重傷
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負傷者数 |
1 |
分野 |
建設
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データ作成者 |
北條 哲男 (ものつくり大学)
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